キャスターの視点のコーナーです岡崎さん今日のテーマをお願いします
毎月勤労統計を調べると、とんでもないものが見つかったという話
毎月勤労統計っていうのは現金給付というのと労働時間というのは2つに分かれて
一食たんになってるので
時価が分かんない
時価の分析をすると2.1じゃなくて2.0だったっていうの説明しました
その一方でパートタイムの話が10年平均で2%の成長を
パートタイムの時間が伸びているって話なんですね
伸びているというのをさらに今度は深掘りしていくと
パートタイマーの賃金っていうか年俸がですね
2つのグループに分かれてるんですね
2つのグループに分かれてるっていうのは
主に製造業を中心として製造業のパートタイマーとか
非製造業で言うと例えば電気ガスとか運輸倉庫とかあるいは
郵便かなこの場日本の場合はこの辺はもう10年前から
パートタイマーの年俸は130万円の壁を超えたんですよ
130万円の壁っていうのは説明する必要ないですよね
一方でサービス業の方は130万円の壁ってのが延々と続いてて
130万円を超えないように
パートタイマーの年俸っていうのがここにキャップがかかった状態になってるんです
その結果何が起きてるかっていうとサービス業の方は
てか国全体でもそうなんですけどもね
パートタイマーの就業者数っていうのはサービス産業の方が50%を超えてますから
国全体で見れば未だにパートタイマーさんの平均年収は122万円なんですよ
これを維持するために何が起きてるかっていうと
年間の総労働時間がずっと減ってるんですよ
パートタイマーさん時給上がってますから時間減らさなきゃいけなくなるんですね
130万円を超えないように働くためにはパートタイマーさんは時間を削り出してるんですよ
これは何が起きるかというと
まず一つにはこの130万円を削ってもらわないようにしてますということで
これある意味じゃあ次のAさんがAさんが5時までだからBさんに来てもらって
Cさんに来てもらってずっとやっていくと何が起きるかっていうと
サービス産業はこれある意味デフレ圧力
労働供給がずっと増えていきますから
価格上昇しないわけですよ
生産性が上がってこなくなるわけですよ
スキルが上がってきませんし
単純作業ではありますから
それともう1個はこれはこれがルイスの転換点というやつなんですけども
だんだんこれ足りなくなってきたんですよ
余ってた労働がそこをついて不足になるのがルイスの転換点
農村で働いてた人が都会に働きて集団就職で
それでどんどん労働者が増えてって経済が成長していく
これは日本の高度経済成長期
中国のオープン政策の時ってのがルイスの転換点なんですけども
もう一つ日本の2度目の2回目のルイスの転換点というのが
これ女性労働の問題で
これアメリカでは1970年代から80年代に労働参加率が増えていくっての
これ女性の力なんですけども日本もM字カーブはだいぶ解消されて女性が増えてって
その結果労働供給力が問題なくなって
賃金は上がりにになる
でもその代わり成長には寄与するという現象があったんですけども
賃金がならなかった一つの原因
これは高齢者が働くというのと
労働女性が働くというのなんですけど
今までは働き手が増えてたので賃金があがらない
さらにその次にルイスの転換点は女性の分野で行くと
その130万円の壁を突破してったんですよ
そのパートタイムさんも
突破してたのがももに製造業だったんです
製造業を帰ってもらっちゃ困るというわけで
ところがサービスの場合はちょっと1時間だけ2時間だけっていう飲食なんかがいいところですけど
お昼だけとかっていうところですけどね
これがあるもんですからその130万円なんていうの政府が仕組み作っちゃったために
このスムースなシームレスな仕事にならないんですよ
130万円のところでカクッと落ちるようなものだとこれ生産性上がってこないはずなんですよ
同時にそこで130万円までですと言って
働いてた人たちがその予備軍がいっぱいいる時は
転換点は来ないんだけども
もう予備がいなくなってきたんですよもう
130万円だけでいいですよというですね
奇特な方々はその人たちもいなくなってきた
女性労働力は増えるというよりは
投入量が増えてくる労働時間が増えていくはずなんです
労働時間が増えるということは年俸は増えるはずなんですよ
要するに130万円の壁なんて言ってられなくなるはずなんです
でも同時にそれこそ待機児童とかなくなれば
その問題クリアするはずなんですよ
パートタイマーの賃金はすっごい上がっていく可能性があるわけです
足りないですからね
統計でこんなふうにきれいに出ると思わなかったんで
今、軽く興奮してるとこなんですけど
間違いなく
130万円の壁は日本の労働供給制約問題です
130万円のせいで賃金が上がったら
ほんと笑ってる場合じゃないです
じゃあそんな130万円超えたら働けば働こうと損ですとかいうのを
そのおかしな状況をまず取り除くべきじゃないですか?
反対する人もいるでしょ
それは嫌ですっていう女性もいるわけでしょ
そもそも税金というのが怖いわけですよみんな
何されるかわかんないみたいな
手取りでマイナスになっちゃうんじゃないか
これ情報の非対称性ってやつですよ
日本の生産成長力とか競争力のもうネックっていうのは実はここじゃないかなっていう気がするんです
全てにおいて
いろんな分野において
その例えばゾーンとして130万円が
150万円160万ぐらいまでは損だけども
200万になったら逆にプラスになりますよっておそらくそういう
これまた指値オペみたいなものが起きてるわけですよ
なんだこれ全部繋がってるよなっていう気がして
こういうボトルネックっていうのを
利用してたんだろうなぁといろんなものが
誰が利用してたんですか
そりゃ財務省でしょおそらく
それか企業かもしれない
それをそれをまあ利用して安く柔軟に
労働投入をそこで補ってきたってのもあるでしょうし
あるいはその税金っていうのはすっごい複雑にすりゃするほど
国税庁の労働者増えるわけですよ
シンプルにすればもう
そういう税務署の職員なんてのも1/10になっていくわけですよね
れアメリカで起きた現象これなんですよ
みんながもう一斉に簡単にしていこうということで
要するに財政赤字を減らすのに一番単純なやり方ですよ
税こそ単純に簡単にわかりやすく不公平感なくていいますよね
言ってんだけれども
そうならないからみんなこう議論が沸騰するわけなんです
この130万円の壁ってのが明らかに経済統計に見えるっていうのは
これはちょっとした私のような仕事をしてる人間には感動だったですね
ワニの口のように
賃金は上がっていくけども
労働投入時間ですね総労働時間はどんどん減っていく
全体の人口が増えないので
労働力人口っていう意味では増えないですから
そこを活用するしかないんですよね
だけど今度賃金上がってるけども
うなぎ登りに上がり続けるわけじゃないですから
そうすると労働の絶対量が足りなくなるはずなんで
そうするとあのガストの配膳がみんな寝こロボットになっちゃったみたいなことになりますよね
ガストがそれで業績上がるかどうか次の問題ですよ
果たしてそのコストってのが見合うのかどうか
修繕がどうなのかとか
あと高齢者もだんだん減ってきてる
高齢者は団塊の世代がもう75を過ぎてそれこそ80
やはり今までのようなウェイトが大きくなるっていう現象もないんですよ
これは労働市場っていう点では
賃金に下方圧力がかかりますから
これが取り除かれるという形になりますよね
やはり賃金は上がっていくと思います
今、大企業の賃上げの話がボロボロ出てきてますけれども
これで全体としての日本の中小企業も含めての賃金っていうのは上がっていくんですか?
やっぱり上がっていくと思いますけども
やっぱりボーナスの制度というのが
やっぱり強烈に効いてしまうので
ボーナス増やすから賃金上昇させないみたいな
結局これがトレンドとしての賃金上昇に結びつかないところがあるんですよね
むしろじゃあボーナス性とか特別なんとか手当とかはない方がいい
あれも1本すっきりさせて時給っていう1本目で見せた方が分かりやすいです
何ですかね
日本のデフレマインドの闇って
岡崎さんおっしゃってましたが
ずっともう江戸時代ははるか昔の話なんですけども
なんかそういうものがあるような気がしてしょうがないですけどね
またこれはその専門家に聞かないと身分制度の話なんかしたらですね
答え何も出てないんですけれども
何かしらそういう
差をつけたがるというやつですね
細かい勲章っていうか細かい肩書きみたいなものこういうものを
我々日本人ってのは好きですよね
毎月勤労統計にしっかり現れていた
130万円の壁はありました
キャスターの視点のコーナーでした
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