インド経済強いスズキの株価堅調

キャスターの視点
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キャスターの視点のコーナーです

鎌田さん今日のテーマは
今日のテーマはインド経済強い
スズキの株価堅調

先週のこの時間だったと思いますけれども

貿易統計の数字などを見ながら12月の数字

貿易統計

中国向けはやはりコロナの災いのもとで厳しい状況になっている
しかし、インド向けだけではなくASEANなどを含めて
インド以外のアジア向けの輸出が12月好調である
調べてみたら10月も11月も

インドネシアですとかインドですとかそういったアジア向け中国以外の地域向けのが好調であった

今週に入ってからのデータとして

スズキの子会社のインドマルチスズキの決算が発表されまして
その数字を見てみると、これはやはりインドの経済の強さとか、
その辺りが明らかになっております

幅広く今後の投資を考える上でも有効なデータなのではないか

7269スズキは現在70円高の4846円で上昇率1.46%

今日で6日続伸となっておりますとても強い動きになってる
24日この時にですね

マルチスズキの10-12月期決算が発表されております

スズキにとってはこのインドの子会社マルチスズキは
インドで自動車のシェアを今でもまだ4割ぐらいの高いシェアを持っている

企業です
要は日本国内のトヨタと同じですね

だからインドのみたいな感じになってるのが
マルチスズキです
こちらの10-12月期の売上の数字

売上高でおよそ3000億インドルピー
1年前に対して26%の増加となりました
税引の利益235億インドルピーこれが2.3倍になりました
販売台数は46万6000台弱
これが8%の増加という状況になりました

販売台数が前年同期比8%増加で売上高は26%増加

単価が上がってるんですね

価格の高い車が売れてるって事です

よくあの日本電産の永守会長などは世界の車のこれからの販売について
インドやアフリカで中国産の50万円の車市場が

拡大し現状で1億台レベルの世界の車の年間販売台数が
10年後は3億台になるだろうというような路線で戦略を進めているということが知られてます
電気自動車の単価が下落するっていうようなそういう発想とは全く別の段階で
今、インドの車のこのスズキの決算などを見ると台数と比べて
金額の伸びが著しく高くなっているということは

もうインドのインフレの状況など新興国のインフレの状況などを味方につける

販売価格が上昇し車のインドの販売価格が上昇し
そして

利益が増えているということがわかります

売上が26%伸びて

税引前利益が2.3倍の伸びです
国内向けと輸出に分けてみますと

国内向けが40万台超
そしてこのが前年同月比で前年同期比で10.5%伸びてます
一方で輸出は6万2000台弱こちらの伸び率は4.6%の減少です

輸出は4%減少してインド国内は10%増えている

インドでおそらくこれは国内向けの供給を優先してるって事でしょう

アメリカだと結構かなり供給の方で

在庫が車余ってるっていうような段階に入りつつあるって言われますけど
おそらく新興国インドの場合はこれは

需要が強いというような状況
それが国内の売り上げを優先するというようなその動きにつながってるのではないか
国内10%増・輸出4%減

そして、原材料の比率
売上に対する原材料の比率といったデータ
これも結構面白いかなと思いました
売上に対する原材料の比率は今この10-12月期で
マルチスズキの原材料費率75.7%となりました
1年前は78.8%でしたということは

原材料の比率はやや低下しているそうです

原価コントロールが非常に効いているという言い方ができると思います
次にこのデータを見るとですね

それがもっと明らかになるんですが
この75.7%に対してその直前
7-9月期を見てみましょう

マルチスズキの売上高は3054億インドルピーということで
まあ若干ですけれども50億インドルピーけれども
10-12月期を上回ってるんです

7-9月期は76.5%の原価率でした
それが12月期は75.7%
つまり売上が7月期と比べて減少しても原価の比率が低下している
これですね売上減少すると原価の比率って上がりやすいんです
今みたいな特にインフレの状況だと上がりやすいんですけれども
それをうまくコントロールしてインドのこのスズキの子会社というのは

利益を10-12月期にたくさん出すことに成功した
それで株価がかなり強めに推移しているということは
非常に整合性のつく内容なんだろうなというふうに考えております
これを生かすのであればこれからの投資に活かすのであれば
やはり12月期の売上自体がいろいろな会社で芳しくない決算が
これから日本企業でも発表される可能性は出てきます
でも、原材料をコントロールできているかどうか

これを

損益計算書で確認するというような作業をやっていきたいなと思っております

トップライン売上のところは特にこの

10-12月芳しくないところが相当多くなりそう
そこをこの経費面のコントロールがうまくできているかどうかで

利益に大きな差ができるということなんですね
これは予想することができないですよねデータ
出て来たデータを精査するということで

企業の力強さといったものを調べていくという作業が必要になると考えております

経費もよく原材料と販売管理費と分けて見ていますけれども
これもそれぞれどうコントロールしてるかということになりますね
やっぱり原材料の状況ですね

それでテスラの株価などが昨日11%も上げてますありました

昨日のこの時間に申し上げましたがテスラの場合

原価の比率が結構上がってるんです
大幅に販売管理費などを低下させることによって営業利益は50%の増加を確保した

原価率はかなりテスラは厳しいものになっている
現実のデータとしてこれは覚えておきたいと思います



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