利益改善企業の探し方

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キャスターの視点のコーナーです
鎌田さん今日のテーマは?
本日のテーマは利益改善企業の探し方
というタイトルでいきたいと思います
今日はですね
そうですねこうやってまあ株価の方が
今日、日本株大きく下落して
大きく株価が上昇した株がりぐわれているてという
利益確定売りでおされてるっていう話は
先ほどもしたばかりですけれども
じゃあこれで日本株もう買えないのかというと
そんなことはないですね
買える株はあるだろうと
その認識のもとでどういう形で投資対象を選んでいくか
ここが大事だと思います
でそこで基本になるのは
これからの業績の動向が改善し
その利益の改善の動向と比べて
株価の位置これが投資する価値のある会社
基本的な部分なんですけれどもね
そこの基本的な部分を抑えるというのを
今日の目的にしたいと思います
今週、6月調査の日銀短観が月曜日に発表されました
よくこの業績の見通しで新年度、今年度
増益の業種という形でその増益の業種で株価のあまり動いていない会社ですとか
投資価値のある会社
具体的には予想PERが低い会社で
業績の強い会社ですとかを探すというような観点で
お話をしているケースがありますよね
でその日銀短観の数字を見ながらその前に発表されました
法人企業景気予測調査
これがおそらく日銀短観の内容に反映されてくるだろうから
その法人企業を景気予測調査で
今年度の経常利益の見通しが強くなっている
紙パルプと食料品こちらの業種を注目してはいかがかっていう話はしたかと思います
そこでですね
その紙パルプや食料品などまあ確かにやっぱり
あの今回の日銀短観でもですね
あの業績の見通し強いかったんで
やっぱり選ぶ対象としては僕はこのデータからすると
浮かび上がるような対象になると思います
それで今回その利益改善企業を探すというようなタイトルで
あの販売価格の動向と仕入れ価格の動向
この状況を見ながら仕入れ価格よりも販売価格の方が強いモメンタムにあって
利益率が高くなりそうな観点
これで探してみるというのが面白いのではないかと思いました
例えば紙パルプというのが今年度23年度ですね
98%の増益見通し
前回3ヶ月前は7%増益見通しだったのが98%増益見通しになりました
この紙パルプについて
まずその販売価格の指数といったものを見てみると
これ日銀短観の中で
販売価格データといったものに対してのアンケート調査が出てるんですが
今、販売価格が上がってますかという答えから
下がってますか?と答えを引いた値これがですね
販売価格指数が今回紙パルプだと68になりました
で3月のデータだと75でした
75あったら販売価格指数が6月
75から68になると7ポイント低下
全体の中で上がってますよという答えをした人が
これあのニュートラルだとゼロですからそれがものすごい高い水準ではあるんですけど
75に対して68やや低下してるんです
ただ一方で仕入れ価格仕入れ価格については
3月の67に対して今回57になりました
一段と低下したということですね
仕入れ価格の低下の幅が大きい
そしてじゃあ予想値に対してどうだったかというと
販売価格指数は3月の時点で6月は46になると思っていた
かなり低下する見込みだった
それが68になったという形なので
販売価格は思ったよりも上昇したよという答えが高かったということがわかります
仕入れ価格については3月調査の段階だと
6月の見通しとしてプラス68という風に見ていたのが
今回57になった
つまり3月時点と比べると販売価格は予想以上に上がったよという回答が
46から68に20ポイントも増えて
でも仕入れ価格は68と見ていたものが57になったという形なんで
これを見るとやはり紙パルプについては販売価格と仕入れ価格の動向を見ると
この業績見通しが強くなったということとすごく整合性がとれるわけですね
利益率が増えそうですね
もう一つこの食品業界についても
この販売価格と仕入れ価格指数というのを見てみましょう
6月時点の食品の販売価格指数はプラス57となりました
3月時点ですと+54でしたそれが54から57にやはりこれ販売価格が上昇したというような回答の比率が3ポイント上がるという結果になってます
一方で仕入れ価格指数についてはこれ当然上がってるわけです
3月はプラス66だったものが6月は+61という状況になって非常に高い水準です
ただ3月と比べると上がってるよという答えが66から61になったわけですから
若干これ少なくなったですね
これもやはり販売価格は上がっているという答えが比率が上がっている
しかし仕入れ価格は上がっているというような答えが低くなっているという形で
この辺りもやはりこの食料品の業績動向などが良くなってているのではないかこういう言い方ができると思います
紙パルプと同様、食料品も仕入れ価格は予想していたよりも低下してきているということなんですね。
そうですね。
正確に言うと仕入れ価格が上がっているよというような答えを寄せる企業の割合が低下しているというような状況ですね
それでここで結構こういう面白い使い方ができるかなと思ったのが
鉄鋼業界なんですよ
鉄鋼業界がこれが決算発表でどんな反応を示すか非常に面白いなと思っているんですけど私自身は
あの鉄鋼業界の23年度の経常利益は5.3%減益の見通しです
じゃあ3月時点では23年度どういう経常利益を見ていたかというと
2.6%減益の見通しでした
やや、減益の見通しの率が高めになってる
これ前期比での数字になりますので
これ基本的には前期の収益がやや上振れしたその反動という位置づけになるんですけれども
この鉄鋼業界のですね
販売価格指数と仕入れ価格指数こちらの動向が面白いです
6月時点での販売価格指数はプラス36
3月のプラス47に対して11ポイント低下しました
つまりね3月と比べると6月の調査では
鉄鋼の価格販売価格上がってるよという答えの比率が低下しているんですねこういう状況です
ここで面白いのがですね仕入れ価格です
仕入れ価格は3月の段階でプラス61でした
非常にこの3月の段階だと鉄鋼の仕入れ価格原材料の仕入れ価格
これが高い高いって言ってたんですよ
鉄スクラップに鉄鉱石ですとかいろいろな作る材料がありますけど
これが高いって言ってる会社がプラス61ですから
非常にウエートが高かったんですよ
これプラス61っていうのはどういうことかっていうと
例えば上がってるという答えが80
下がっているという答えが20だった場合
80-20で実際の場合はね
変わらないという答えがあるこんなにうまくいかないんですけど
そのぐらいね上がってるよという比率が高いとプラス61っていうなんです
それが6月どうなったか鉄鋼の仕入れ価格
プラス31になりました
3月はプラス61だった
6月はプラス31だった
3月と比べると6月は鉄鋼原材料の価格鉄鋼の仕入れ価格上がってるよという比率がかなり低下してるって事なんですね
そうなるとこれおそらく鉄鋼会社の今回の決算だと
3ヶ月前の現状の比較においては
原材料の上昇がそんなに思ったより上がらなかったですねという答え
これが出てくる可能性が高めになって
それが利益の改善につながるのではないかなという
そんな仮説を今この日銀短観の鉄鋼の販売価格仕入れ価格のデータからは計算できるんじゃないのかなと思います
そうなるともう今株式の物色の傾向だと
4,6月期の決算
それで9月はどうなるか7月どうなるか下半期どうなるかという見方なんですけれども
鉄鋼株の4、6月期の決算は結構意外に良くなっている
利益面がですね良くなってるかもしれない
ただ蒲田
利益面はひょっとして鉄鋼は原材料価格の低下によって利益面は出るかもしれないけど
市況産業は売り上げが伸びなければ増えない
株価は上がりにくいんじゃないか
鉄鋼株というのは原材料価格の低下によって利益が上がった時にはそんなに株価は上がらないんじゃないか
そんなご意見などもあると思います
まさにそれは私自身も同感です
ということであーでもない、こーでもないと申し上げましたけれども
でも利益面の改善に対してですね
株価の方の反応がどうなるかということをちょっとテーマとして覚えておきたいと思います
そしてここが実はやはり重要なポイントだと思うんですけど
最後の話です
鉄鋼の原材料のモメンタムが3月と比べて6月はこんなに仕入れ価格が低くなって
鉄鉱石に原料タンあるいは鉄スクラップ
この価格が下がっているとするのであれば
それがマイナス材料になるという業種はどこなのかというと
それは総合商社ですね
三井物産です非常にこの鉄鉱石などで強い会社として知られ
三菱商事になると原料タンで世界の先頭を走っているというような企業でとして知られているというのが
これ商社の特徴ですよね
で株価を見てみるとですね
あの飛ぶ鳥を落とす勢いだった総合商社株がですね
ちょっと高値抜けなくなってきてるんですよね
最近ね
6月22日に三井物産は5928円という高値があり
その後しばらく5500円近辺でのもみ合い
三菱商事は同じく6月22日に7455円の高値があり
その後は7000円近辺でのもみ合いとなっています
そうなんですよ
7月3日の月曜日の日銀短観の発表の時はですね
まあ日経平均じたいがこれ全体で大幅高になったっていうがあって
それで総合商社株も上がってるんですけど
ちょっとその火曜日水曜日そして本日あたりの株価の動きが
三井物産にしろ三菱商事にしろ
結構弱いですよね
これがその日銀短観におけるまあ鉄鋼の業種の仕入れ価格指数において
3月と比べると6月のデータが非常に価格が下がっているということを示唆したデータが受け止められた
これが三井物産や三菱商事の株価下落につながっているのではないかという意識をちょっと今持ってる最中でございます
結構あの鉄以上にこの鉄の原料になるものというのは動きが激しいんですよね
価格の動きが
それで今、総合商社はその原料タンですとか鉄鉱石などが業績全体に与える影響を抑制するというような形
非資源分野こちらのウエートを高めているんですけれどもね
やっぱり変動すると業績に影響するっていうのはこれ避けられない部分がありますからねマーケットプレイスこの時間キャスターの視点をお送りいたしました

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